みなさん、こんばんは。
「コーヒーを飲んだら目が冴えた(眠気が覚めた)」と言うと
「それプラシーボ効果でしょ」
と言われ、プラシーボ?プラセボ効果とは違うの?
と疑問に思ったので調べてみました。
また、逆に「この薬を飲んだら眠くなります」と言われたらなぜか飲んですぐ眠気に誘われる、副作用を強く感じてしまう効果は何と言うのかも紹介します。
プラシーボ効果とは
プラシーボ効果とは「偽薬(ぎやく)」のことです。
症状がよくなる成分が入っている訳ではないのにその薬を飲むと症状が改善したと思い込むことをプラシーボ効果と言います。
私はよくこの効果を実感します。頭痛や腹痛で悩まされている時に薬を飲んで5分で治った感覚によくなります…。
さすがに効果が出るには早すぎる…きっとプラシーボ効果で良くなった感覚になっているのだと思います。
思い込みは時に大切で、自分の思ってもみない力を発揮したり、薬に頼らず症状を改善できたりとプラス面に働くこともあります。
プラシーボ?プラセボ?
プラシーボは「placebo」と表記され、ラテン語なのだそうです。意味は「私は喜ばせよう」です。
「placebo」をカタカナ読みした時にプラシーボ、プラセボと分かれているだけで意味としては一緒になります。
なのでどちらが正しくてどちらかが間違えということはありません。
調べてみると、厚生労働省や製薬会社ではプラセボと表記するようです。
しかし、プラシーボもプラセボも世間一般に広まっている言葉なのでどちらを使っても問題なく意味が通じるのではないでしょうか。
プラシーボ、プラセボの逆の言葉とは
プラシーボ効果は有効成分の入ってない薬を飲んで効果が出たと思い込むことでしたが、
その逆で特に害のない薬を飲んでも「何か副作用があります」と言われれば体に不調を感じるようになる現象もあります。
それを「ノシーボ(ノセボ)効果」と言います。
これもノシーボとノセボの2つの読み方があります。プラシーボと同じくラテン語で「nocebo」と表記し、意味は「害する」です。
アメリカで行われた実験で、ワクチン接種による副反応を恐れるあまり実際に副反応が現れやすくなったという研究結果が出たそうです。
新型コロナウイルスのワクチンに懸念を抱いている人も多い中、このような研究結果が出たことで副反応を恐れすぎるのは良くないという提案もされています。
「病は気から」という言葉があるように体の病気は心との結びつきが強いということですね。正しい情報を知って治療に臨みたいですが、心配や不安は持ちつつもマイナス面ばかりに目がいかないようにしたいものです。
まとめ
- プラシーボ効果もプラセボ効果も意味は同じ
- placeboはラテン語で「私は喜ばせよう」という意味である
- プラシーボ、プラセボ効果の反対はノシーボ、ノセボ効果
プラセボ効果は日常の会話でもよく聞きますが、ノセボ効果は初めて聞きました。新型コロナウイルスのワクチン接種の不安から最近よく使われるようになったみたいなので、これからプラセボ効果のように世の中に浸透していくかもしれませんね。
意味をしっかり理解して間違った使い方をしないように覚えておきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント