ごみの分別ってなんで各自治体で違うの?

みなさん、こんばんは。

家事の中の一つに「ごみ出し」がありますが、ごみ出しの面倒臭さはごみの分別の仕方にあります。

これまでいろんな地域に住んできましたが、住んでいた場所でごみの分別方法は様々でした。

今日は「なぜごみの分別は住む場所で違うのか」を調べてみました。

この記事を読んでわかること

  • ごみの分別方法は各自治体が決めている
  • 自治体がごみの捨て方を決めるよう法律で定められている
  • 分別の難しさは焼却設備と人口(人件費)に関係している

法律で決まっている!

ごみの出し方が住む場所で違うのは法律で各自治体が決めるように定められているからです。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、

一般廃棄物の収集・運搬および処分は、市町村に処理責任があり、市町村自らが行うのが原則である。(法6条、6条の2)

とされています。

ここで言う一般廃棄物の中に「家庭から出るごみ」が含まれています。

市町村が行うのが原則とされているため各自治体で分別方法が違うというわけです。

捨てる際のごみ袋も自治体によって異なります。

処理手数料として指定のごみ袋を購入する所もあれば、半透明や透明であれば良いとする自治体もあります。

なぜ指定ごみ袋が導入されたかと言うと、平成28年に改正された法律により、ごみの量を減らすために

  • ごみの量の把握
  • 減らす活動
  • 再利用すること   を各自治体がしていくように変わりました。

指定ごみ袋を導入することにより、ごみの量も把握できますし、有料化することで何でもかんでも捨てるのではなくリサイクルへも繋がることを狙いとしています。

全国で一番ごみ袋の値段が高いのは北海道のえりも町です。燃やせるごみ45リットルの袋が一枚200円します。

10枚パックで100円の地域に住んでいる私には驚きの価格です。

焼却設備と人件費が関わっている

自治体によってごみの処理方法が違う理由は法律で決められているからとわかっても

「こんなに自治体で分別方法やごみ袋の値段に差が出るのはなんで?分別方法も全国一律にして簡単にしてくれたらいいのに…」

住民からしたらそう願うばかりなのですが、そうもいかない理由は焼却設備人口(人件費)に関係がありました。

例えば、プラスチックを燃やせるごみとして出すのか、燃やせないごみに分けるのか自治体によって異なります。

それは焼却設備最新式で、高温処理でき有毒ガスも発生しない、さらには発電にまで繋げられるといった設備が整っているかどうかによります。

また、人口の多い都市部では出されたごみの量も膨大なため業者が回収しリサイクルや処理が大変ということもあり、細かく分けないようになっています。

そして、人口が少ない市町村では、

例えば全国一指定ごみ袋が高いえりも町は高齢化が進み、高齢者がゴミステーションまで行くのも困難で一軒一軒ごみ回収に回っているそうです。

そのような場合、人件費が高くなるので処理手数料も多く徴収するようになります。

こういった理由から自治体別で指定ごみ袋の値段やごみの分別方法が変わってくるのです。

ごみの回収はなくてはならない仕事です。分別方法が手間だったり、ごみ袋が高かったりするのには理由がありました。これからも環境に配慮し、働いている人にも配慮したごみの捨て方をしていきたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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