前回、なぜ子供は野菜が嫌いなのかという記事を書きました。
今回はそれを踏まえて「どうしたら子供の野菜嫌いを克服できるのか」考えたいと思います。
細かく刻んで料理に入れる
まず初めに試したいのが苦手な野菜を「細かく刻んで入れる」ことです。
子供が好きなカレーやハンバーグにわからないように野菜をみじん切りにして入れると子供の警戒ポイントの一つである「見た目」をクリアできます。
例えば、ピーマンが苦手な子にピーマンとわかるような形、色が伝わってしまうとその時点で食べないことが確定してしまいます。
ピーマンとわからないようにフードプロセッサー等でみじん切りにしてハンバーグに入れて焼けば見た目からでは気付かれなくなります。
ただし、入れる量には注意が必要です。
私も以前試してみたのですが、欲張って食べてほしい量を入れるとすぐにバレてしまいました。
最初は少量から徐々に量を変えて味に慣れさせることがポイントです。
食感を変える
次に「野菜の食感を変える」調理方法を試してみることです。
子供が野菜が嫌いな理由の一つに「食感」が苦手というのがありました。
焼いて食べないなら揚げてみたり、生で食べないなら柔らかく煮てみたりすると食べられるようになるかもしれません。
例えば、我が子は肉じゃがのじゃがいもは食べないけどフライドポテトは食べます。使っている野菜は一緒なのに調理方法が違うと食べられるようになります。
食感を変えてみるために調理方法を工夫するのも克服方法の一つです。
調理過程を見せる、手伝ってもらう
この方法は良く耳にします。料理をするときに一緒に手伝わせてみる方法です。
しかし忙しい中で子供に手伝ってもらう余裕はなかなか生まれません。
親も子も楽しく料理をするためには何を手伝ってもらえれば良いのでしょうか。
「野菜をちぎる」「材料を混ぜる」「型抜きをする」は部屋や服も汚れず失敗も少ないので挑戦しやすいです。
カレーに入れるにんじんを型抜きで星形やハート型にくり抜いてもらう作業をしてもらったり、とろみをつける片栗粉をボウルの中に水と片栗粉を入れて混ぜてもらったり、サラダのレタスを一口サイズに切ってもらったり、
これらの調理は簡単かつ楽にできるのでおすすめです。
食事中の景色を変える
最後に紹介するのが「食事中の景色を変える」です。
この方法は食事のお皿やスプーン、ランチョンマット等の道具をかえてみたり、いつも座っている席を違う席にしてみたり、いつもの食事環境を変えてみる方法です。
幼稚園や保育園では食べる、祖父母と一緒だと食べる、外食やピクニック等では食べるetc.
このように環境が違うことで気分が変わって食べられたり、他の人の前だと頑張って食べられたりします。
「今日は特別にパパの席で食べようか」、「今日は何色のランチョンマットを使う?」と誘って楽しい気分で食事を始めると食べてくれるかもしれませんね。
毎日忙しい中でバタバタしながら迎える食事時間ですが、まずは簡単に挑戦できる方法で栄養バランスよく食べられるようになってほしいと思います。
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