イヤイヤ期と物忘れは前頭前野がカギ

みなさん、こんばんは。

私の娘は絶賛イヤイヤ期です。何でもかんでもイヤ、ママが来たらパパがいい、パパが来たらママがいい

保育園?イヤーーー!ごはん?食べないーー!

そんな日々です。私も長男で少しは免疫がついたかと思っていたのですが、続くと堪えます。

そこで、今日はどうしてイヤイヤ期が来るのか科学的に理解しようと思い、まなびました。

この記事を読んでわかること

  • 感情を制御する前頭前野は6歳頃まで発達が緩やか
  • 自我が芽生える2歳は前頭前野が未発達なため我慢ができない
  • 前頭前野は衰えやすく物忘れや感情を抑えられなくなる

感情の制御ができない

イヤイヤ期は自己主張が激しくなる2歳前後に起きます。

自我の芽生え、自立しようと成長している時期なのでとても大事な時期と言われています。

大人は思い通りにいかなくても我慢してその場をやり過ごせますが、子供はそれができず思い通りにいかなかったら欲求が通るまで叫んだり泣いたりして感情を露わにさせます。

この大人と子供の違いは前頭前野の働きによる違いにより起こります。

前頭前野は「考える」、「記憶する」、「感情を抑制する」、「判断する」等、人間が人間らしく生きるために重要な役割を担っている脳の一部です。

この前頭前野は6歳頃までは緩やかに発達し、10〜14歳頃にピークを迎えると言われています。

自我が芽生えた2歳に「思い通りにいかなくても感情をコントロールしなさい」と言ったところで脳の構造的にまだできないということです。

大人も人ごとじゃない

前頭前野が未発達だから感情をコントロールできず癇癪を起こすんだなとイヤイヤ期の原因について理解しましたが、実はこの前頭前野の働きは鍛えないと衰えやすいのです。

最近、欲しいものがあってこの部屋に来たのに何を探しに来たのか忘れてしまったり、人の顔を見て名前が出てこなかったりしたことはありませんか。

このような現象が増えると前頭前野が衰えているサインです。もともと前頭前野はサボり癖があり、初めての刺激にはフル回転しますが慣れてしまうとサボってしまいます。

なので、この前頭前野を衰えさせず意識して鍛えないと「意欲の低下」や「考え方の柔軟性」、「感情がコントロールできなくなったり」します。

2歳の子供はこれから前頭前野が発達する一方ですが、私たち大人は老化していく一方です。今は子供にイヤイヤされて困っていますが、今度は自分が老いて子供たちに迷惑をかけるわけにはいきません。

前頭前野は意識して鍛えれば老化していくのを緩やかにしてくれます。脳の活性化がキーワードです。新しい刺激を与えることが活性化に繋がります

具体的には

「知らない街を歩いてみる」

「クイズを解いたり、いつもと違うジャンルの本を読んでみる」

「笑う、人を笑わせる」

「いつもの家事をいつもより5分早く終わらせるように工夫する」などです。

少しでも新しい刺激を与え続けることで前頭前野を鍛え、老いない脳を目指しましょう

ちなみに

子供の前頭前野も鍛えることができるそうです。

運動(考えながら体を動かす、例えばサッカーはボールを蹴りながら相手を避けて味方にパスをする)

料理(メニューを考える、親子で喋りながら調理する、盛り付ける等) etc.

このように前頭前野を鍛えることは子供でもできるそうですが、脳の構造は複雑なので前頭前野だけを鍛えることに注力しては自制心ばかり大きくなり、「こころ」と「からだ」のバランスが取れなくなってしまいます。

イヤイヤ期が辛くてもどうしたら癇癪がおさまるのか、子供は何を伝えたいのか、今日はこうしてみたらうまくいくかもと考えさせられることで私たち親の前頭前野も活発に働いているかもしれませんね。

そう思えばイヤイヤ期にも感謝です。また、明日からも頑張りましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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