減塩がもたらす効果

みなさん、こんばんは。

最近スーパーに行くとお味噌もお醤油も減塩と表示されている商品があるのが当たり前になってきました。

なんとなくこっちの方が体に良いのかなと思って選んでいるのですが、減塩するとどんなメリットがあるのか、減塩はどこまですればいいという指標があるのか調べてみました。

塩分の摂りすぎは危険

そもそも塩分はなぜ摂りすぎてはいけないのでしょう。

人の体は塩分濃度を一定に保つ働きがあり、塩分を摂りすぎると濃度を薄めようと水分を多くため込もうとします

そうすると血液の量が増え血管がパンパンになり、大量の血液を流そうと圧力が加わるので高血圧になります。

このように塩分の摂りすぎと高血圧には関係があり、高血圧になると動脈硬化が起こりやすくなります。

塩分の摂りすぎは、腎臓病尿路結石骨粗鬆症胃がんにもなりやすくなります。


1日の塩分量はどのくらい?

世界保健機関(WHO)では、成人の食塩摂取量を5.0g/日未満を推奨しています。

この目標値は日本人には難しい数値で、和食には味噌や醤油など塩分を多く含む調味料が使われているため食塩摂取量は多いのが実状です。

令和元年の調査では、20歳以上の日本人の食塩平均摂取量は男性で10.9g/日、女性で9.3g/日でした。WHOの目標値の約2倍になります。

これを踏まえ、厚生労働省では日本人にとって継続しやすい減塩目標値として、男性は7.5g/日、女性は6.5g/日と設定しています。

平均摂取量から約3gを減らせば目標達成となります。この3gというのが結構難しいようです。

すぐに実践できると思ったもの

減塩をするためにすぐに実践できるなと思ったのが、まずお味噌やお醤油は減塩を選ぶことです。

これは多くの方が実践されているのではないでしょうか。

スーパーで販売されている醤油やお味噌の大半に減塩、塩分カットといった表記があり食生活を気をつけたいと思い立ったら一番に取り入れる方法かなと思います。

私が今回調べてみてこれもやってみようと思ったのは、

チューブではなくて粉を選ぶ

ことです。

例えば、生姜焼きを作るときに生姜をすりおろして作るか、おろし生姜のチューブを使うかで塩分量が変わってきます。

生姜をすりおろすだけであれば塩分は0g。チューブには小さじ1で塩分0.1gが含まれています。生姜焼きを作ろうと思えば、レシピを検索してみると小さじ2〜大さじ2ほど入れるようです。

生姜だけではなく、わさびやカラシ、カレールーも粉に変えるだけで塩分量が抑えられます。

   粉 チューブ(ルー)
わさび0g0.4g
(小さじ1あたり)
カラシ0g0.4g
(小さじ1あたり)
カレー0.2g
(100gあたり)
1.8〜2.0g
(1食あたり)

わさびとカラシは粉に変えるだけで塩分量を0gに抑えられます。カレーもルーを使うのではなく粉に変えるだけでレシピを色々検索してみると1食で1.0g〜1.6gまで抑えられるようです。



これから減塩生活を始めるなら第一歩として始めやすそうですね。

まとめ

  • 塩分の摂りすぎは高血圧になり、動脈硬化や腎臓病、胃がん等の病気になりやすい
  • 日本人の食塩平均摂取量は男性で10.9g/日、女性で9.3g/日(令和元年調べ)
  • 日本人の1日の減塩目標値は、男性で7.5g/日、女性で6.5g/日
  • 減塩表示のある調味料(味噌や醤油)を選ぶ
  • チューブ(生姜、わさび等)ではなく、すりおろしたり、粉を選ぶようにする

塩分の摂りすぎは体に良くないとは知っていましたが、具体的にどんな病気を引き起こしやすくどれくらいまで塩分量を抑えるべきなのか調べてみて初めてわかりました。

カレールーからカレー粉に変えて、塩分量を抑えても0.3g程度しか変わらないと思えば平均値から目標値まで3g減らすことがいかに難しいことかわかります。

普段から意識してラベル表示を見たり、減塩表示を見たりして食品を選びたいと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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