バナナはなぜ青いまま輸入されるのか

豆知識

私の4歳の息子はバナナが大好きです。

ご飯や野菜は食べないけどバナナは食べる、とりあえずバナナを食べていたらご機嫌になる、我が家にとってバナナは育児に欠かせない強い味方です。

今日はそんなバナナの輸入方法について学びます。

バナナはどこの国から輸入されているのか

バナナは国内でも収穫されていますが、スーパー等に並ぶバナナの多くが海外からの輸入になります。

理由としてはバナナの栽培に適した環境が

  • 一年中暖かいこと(26〜30℃)
  • 降雨が一年中あること(100〜200mm/月 程度)

だからです。

日本で最も暖かい沖縄県でも平均気温が23.3℃であり、バナナ栽培の適した一年中暖かいという条件を満たしていません。

日本は梅雨もあることから降雨量も多いように思いますが、寒い時期は平均100mm/月を下回っています。

このような理由により、バナナは国内生産ではなく海外からの輸入品が多いのです。

財務省貿易統計(2023年)によると、78.5%が「フィリピン」から、10.3%が「エクアドル」から輸入されています。

私たちがスーパーで購入するバナナはフィリピン産もしくはエクアドル産がほとんどということです。

その他にはメキシコやグアテマラ、ベトナム等からも輸入されています。

輸入される時のバナナが青い理由

海外からバナナが輸入される時、バナナの色は黄色ではなく青色(緑色)です。

なぜかというと黄色いバナナの輸入は植物防疫法で禁止されているからです。

黄色のバナナには日本の農作物に影響を及ぼす害虫がついている可能性が高いと言われています。

それに対して、青いバナナにはそのような害虫がいないことがわかっているため、バナナが青い時に収穫し輸出されています。

このような理由から、バナナは熟している黄色のバナナではなくまだ熟す前の青いバナナを輸出するようになっています。

バナナの正しい保存方法

4歳の息子と2歳の娘は毎朝バナナ1/2本を食べています。

一房に3〜5本ほどバナナがあると最大5日は食べられるようにしたいのですが、季節によっては最終日あたりにちょっと柔らかくなって傷んでるように感じ大人が食べています。

最後まで美味しく一房のバナナを食べ切るにはどうやって保存したら良いのでしょうか。

バナナの保管場所はどんなところが良いの?

まず、バナナを保管する場所についてです。

バナナは、

  • 常温(15〜20℃)
  • 風通しの良い場所

で保管するのに適しています。

元々暖かい地域で栽培されたバナナは寒さに弱いです。

そのため、冷蔵庫に入れて保管したり、冬場の寒い室内に置いているとすぐに皮が黒くなり傷んでしまいます。

なので、冬場は出入りがあるリビング等の暖かい場所で保管しましょう。

逆に夏場は暑すぎて、普段のように部屋で保管しているとすぐに熟してしまい腐りやすくなります。

外気温が暑い時には、バナナを新聞紙で包み冷蔵庫で保管すると普段のように美味しくバナナを食べ切ることができます。

バナナは置き方にも注意が必要

バナナはとても繊細で、ぶつかってしまったり重みを感じた衝撃等でその箇所が黒く傷んでしまいます。

バナナと置いた場所の表面積が少なくなるように山型で置く、もしくはバナナスタンドで吊るして完全にバナナと他の物が触れる場所をなくしてあげると傷みにくくなります。


まとめ

  • 日本に輸入されているバナナはフィリピン産(78.5%)、エクアドル産(10.3%)がほとんど
  • 輸入時にバナナが青いのは植物防疫法で定められているから
  • 黄色いバナナを輸入すると日本の農作物に影響を及ぼす害虫がつく可能性が高い
  • バナナは夏場と冬場で保管場所をかえた方が良い

バナナは体に良いとされており、毎日バナナを食べている方も多いと思います。

次はなぜバナナを食べると健康的なのか調べてみたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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