丈夫な骨や歯を形成するのに欠かせない栄養素の一つであるカルシウム。
カルシウムを摂取するために「牛乳」を飲むと良いと小さい頃から言われて育ってきましたが、なぜ数ある食品の中でも「牛乳」と言われるのかまなびます。
1日の摂取量の目安
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、下記のようにカルシウムの食事摂取量の目標値を定めています。
男性 | 女性 | |
1〜2歳 | 430 | 412 |
3〜5 | 585 | 533 |
6〜7 | 583 | 539 |
8〜9 | 641 | 749 |
10〜11 | 707 | 722 |
12〜14 | 986 | 804 |
15〜17 | 797 | 665 |
18〜29 | 778 | 663 |
30〜49 | 667 | 660 |
50〜69 | 712 | 666 |
70以上 | 722 | 622 |
この数値を見ると、年齢が高くなればなるほど目標摂取量が増えるのではなくその年代ごとで目標摂取量が上がったり下がったりしていることがわかります。
また、性別で比べてみると男性の方が目標摂取量が比較的多いようですが、8〜11歳では女性の方が目標摂取量が多いです。
この数値を意識してカルシウムを摂取すれば丈夫な骨や歯の形成につながります。
1回の食事量に対する各食品のカルシウム含有量
カルシウムを摂取するにはどんな食品を食べれば良いのでしょうか。
その食品に含まれるカルシウム含有量がわかれば効率的に摂取することができます。
例えば、カルシウムが多く含まれている食品の代表例として「さくらえび」が挙げられます。

さくらえび5gにはカルシウムが100g含まれています。
30歳女性の目標摂取量は660gなので、30g以上食べれば目標値に到達します。
さくらえびをメイン食材として毎日食べるのはレシピに工夫がかなり必要になりそうです。
ちなみにさくらえび30gは1,000〜2,000円くらいです。
そう考えると毎日さくらえびを30g食べるのは簡単ではなさそうです。
下記にカルシウムが多く含まれる食品の1回に摂取できるカルシウム含有量を紹介します。
牛乳(200g) | 220mg |
プロセスチーズ(1切れ20g) | 126mg |
小松菜(1/4 70g) | 119mg |
水菜(1/4 50g) | 105mg |
切り干し大根の煮物(15g) | 81mg |
ひじきの煮物(10g) | 140mg |
さくらえび(大さじ一杯 5g) | 100mg |
木綿豆腐(1/2丁 150g) | 180mg |
納豆(1パック 50g) | 45mg |
厚揚げ(1/2枚 100g) | 240mg |
各食品のカルシウム含有量を見ると、1日の目標摂取量を達成するには3食の中でいろんな食品を組み合わせて献立を組めば良さそうです。
しかし、毎日カルシウムだけを気にした献立を考えるのは難易度が高そうですよね。
そこでカルシウムが多く含まれている食品でも手軽に摂取し続けられる食品の代表として「牛乳」が挙げられているのです。
牛乳パックから注いで飲むだけ。これなら続きそうですね。
子供も大人も丈夫な骨や歯を形成するためにはカルシウムの摂取量を意識して食事を摂ることが大事です。
将来、骨粗鬆にならないためにも私も今日から毎日牛乳を飲みたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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