3月は卒業式、卒園式、離任式があり、別れの季節ですね。
私の前職は教師でした。その時に生徒や保護者の方々からいただいたプレゼントで嬉しかった物を紹介します。
「ハンカチ」
ハンカチをプレゼントとして贈る時には注意が必要だという話を聞きます。
ハンカチは日本語で「手巾(てぎれ)」と書き、縁を切ることを連想させます。
また、ハンカチは涙を拭くときに使うこともあり、別れのイメージが強いアイテムになります。
なので、ハンカチを贈るということは「あなたとの縁を切りたいです」というメッセージになりますので注意が必要です。
しかし、私は生徒にもらって一番嬉しかった物は「ハンカチ」です。
転勤する時も退職する時もハンカチをいただきとても嬉しかったです。
理由は3つあります。
毎日使う物だから何枚あっても良い
手を洗った後や汗を拭いたりとハンカチを使う場面は多く、外出する時には必ず携帯します。
また、新しいのに買い替えたい物でもあるので、何枚あっても邪魔になりません。
そして次の職場でも使えるので、転勤後うまくいかなかった時に「○○さんからもらったハンカチ」が勇気づけてくれることもありました。
色や柄を考えて選んでくれた嬉しさ
これまでいくつもプレゼントとして生徒からハンカチをもらいましたが、どれも色や柄がバラバラで同じような物はありませんでした。
生徒達が私をイメージしてこれが似合うと思って買ってくれたり、自分がオシャレと思った物を買ってくれたようです。
どちらにしても時間を割いてくれて選んでくれたことが見てわかるので嬉しかったです。
持って帰りやすい
この理由は通勤手段によって違うかもしれません。
離任式当日はいろんな生徒や先生、保護者の方からありがたいことにたくさんのプレゼントをいただきます。
一番いただくプレゼントが「花束」です。
花束をもらうこと自体は嬉しいのですが、数が多くなると帰るときに抱えきれなくなってしまいます。
自家用車で来ている先生にはサイズは関係ないかもしれませんが、電車やバス等の公共交通機関を使って通勤している先生にはできるだけコンパクトなプレゼントのほうが喜ばれると思います。
「手紙」
花束の次によくいただくのが「手紙」です。
「ハンカチ」と一緒に「手紙」も添えていただくこともありました。
「手紙」のみをいただくこともありました。
当日は忙しくてゆっくり話す時間がないので、最後に手紙で気持ちを伝えてくれた生徒も多かったです。帰宅してから泣きながら読みました(笑)。
今もいただいた手紙はまとめて保管しています。
残念ながら記憶力は年々衰えていくので、全生徒の名前は思い出せてもエピソードまでは忘れてしまうこともあります。
しかし、手紙をたまに読み返して「そういえばこんなことがあったな」と色々と思い出させてくれます。
先生にとっても大切な思い出なので、先生のためにも紙に書いて思い出を保管させてあげてください。
「花束」
先ほど花束は一番もらうと書きました。抱えきれないほどの量になることもあります。
すぐに持って帰って花瓶に入れ替えないと枯れてしまいます。
なので、自家用車で来ていない先生には少し負担かもしれません。
しかし、帰りに持って帰ることのできる先生には「花束」を渡すのもおすすめです。
なぜかと言うと、
花をもらうことが嬉しい
テレビの企画を観ていても花束をもらっている人はなぜか笑顔になって嬉しそうですよね。
先生になると、入学式、卒業式の時にたくさんいただいたり、離任する時には離任式でいただいたり花束をもらう機会が結構あります。
毎年いただくことになりますが、毎回「綺麗だな〜」と思って持って帰っていました。
形が残らず邪魔にならない
私は教師になってからたくさん花束をもらうようになったので花瓶をいくつか買いました。押し花にしたこともあります。
先生方は花束をもらい慣れているので、その後の対応(飾る?押し花?)にも慣れています。
手紙は恥ずかしいし、物を渡して形に残したくない…けど感謝の気持ちを伝えたい方は「花束」が良いかもしれません。
これはあくまでも私が教師をしていた頃に感じた「もらって嬉しいプレゼント」なので、先生によって多少違うと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
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