副菜としてよく見かける豆の甘煮。
甘くて美味しいあの豆は一体なんの豆を使っているのかまなびました。
甘煮の豆はうずら豆だった
うずら豆の甘煮は小豆色です。
小豆色だし、小豆を使っているのかな?と思ったら、あの豆はうずら豆なんだそうです。
後で補足しますが、金時豆の甘煮もうずら豆の甘煮も見た目は同じような色や形をしています。
うずら豆とは
では、うずら豆とはどんな豆なのでしょうか。
茹でる前の豆がこちらです。

うずらの卵のように茶色や白色に赤紫色の斑点がある模様をしています。
これを茹でて砂糖で味付けすると小豆色の甘煮ができます。
うずら豆はインゲン豆の一種で、大粒でたくさん収穫できます。
国内では主に北海道でよく生産されています。
食べ方としては、甘煮で食べたり、甘納豆にして食べたりします。
ちなみに、金時豆も甘煮や甘納豆にして食べます。
この2つは見た目が似ています。しかし、調理前の姿は全く似ておらず、うずら卵模様のうずら豆に対し金時豆は調理前から小豆色をしています。
どちらも同じような調理方法で食べられるため違いがわかりにくいですが、うずら豆のほうがややふっくらとしており、食感も異なります。
うずら豆の栄養
うずら豆は鉄分、食物繊維、タンパク質が豊富に含まれています。
日本食品標準成分表にある100gあたりの栄養素の含有量で比較してみると、
- 鉄分が豊富に含まれている野菜の一つであるほうれん草が鉄分2.0gに対して、うずら豆は2.3g。
- 食物繊維が豊富に含まれている野菜の一つであるごぼうは5.7gに対して、うずら豆は5.9g。
- タンパク質が豊富に含まれている食材の一つである豆腐は5.3gに対して、うずら豆は6.7g。
このようにうずら豆には栄養成分がたっぷり含まれています。
バランスの良い食事には「まごわやさしいの食材」を使いましょうとよく言われています。
「ま」豆(大豆製品)、「ご」ごま(ナッツ類)、「わ」わかめ(海藻類)、「や」野菜、「さ」魚、「し」しいたけ(きのこ類)、「い」いも類
ぜひ、「ま」大豆製品の食材としてうずら豆を使ってみてください。
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